レポート

【情報漏洩】情報流出後の投稿数から見る情報の拡散性について

今回は前回の記事で説明させていただいたJTBについての流出問題をデータを見ながら解説していきたいと思います。

▼JTBの情報流出問題発覚後の投稿数推移

2016年6月14日、16時過ぎにJTBの流出問題が公になりましたが、その直近の推移がこちらになります。

図1

図1. 「JTB 流出」ワードを含むTwitterの投稿数(6/11~6/17)

▼図からみる拡散性

最初は16時過ぎにテレビのテロップでJTBの流出問題について第一報が出ました。
その瞬間、Twitterで拡散が始まり、2ちゃんねる等でスレッドが立ち上がります。
まとめサイトも立ち上がり、拡散が広がっていった、という流れになります。

前半部分を見て頂くと、それまでは当然流出に関する話題はまったくといっていいほど出ておりません。そのワードで投稿が拾えたとしても内容は上記の流出事件とは関係のない投稿になります。

それが、16時過ぎに発生してわずか8時間でTwitterの投稿件数(リツイート含む)は約18,680件となっており、如何にネガティブな話題の拡散性が高く、伝達スピードが早いかが、お分かり頂けるかと思います。

▼発覚後の流れ

上記問題が発覚後、当然Twitterや2ちゃんねるでは非難の投稿が増加します。最初は「情報が流出した」という状況しか出ていないためです。
詳細の内容がわからないままにただ、「流出した」という情報が先走っていきます。

そして数日後、前回記載したような「巧妙な手口」が明らかとなります。
ここで初めて、JTBに同情する意見も出始めます。内容の詳細を確認して「これは防げない」と判断した投稿者です。
ただ、それでもやはり流出したという事実に対して批判の声は以前残ります。

▼その後の経過報告

2016年6月23日現在で流出発覚後10日ほど経過しております。14日の発生時点からの推移が下記になります。

図2

図2 .「JTB 流出」ワードを含むTwitterの投稿数(6/14~6/23)

▼図からみる収束性

拡散性に対して、収束していくことをここで収束性と定義しておきますが、情報の炎上傾向として「熱しやすく冷めやすい」ということが挙げられます。
まだ批判的な投稿自体は続いておりますが、23日現在1日の投稿件数は1,000件を下回っております。
特にこの後大きな問題が無ければ、日が経つごとに徐々に収束していきます。
今回の事例にはありませんが、例外として、いくつもの問題が頻発する炎上の場合また違った推移を示します。それはまた別の機会にご紹介させていただければと存じます。

▼初動の大切さ

JTBの流出問題を事例として挙げましたが、他の情報流出問題でも大抵の場合、上記のような推移で投稿件数が増減いたします。
今回で言えば、最初の記事の段階で詳細の内容まで公になっていれば炎上度合いもある程度抑えられたのではないかと推測されます。そういった意味でも初動は大切です。
ただし、情報が流出した際に対応方法を誤ってしまうと逆に大きな炎上を引き起こすこともありますので対応には十分な配慮が必要です。

初動は速く、ただし公にする情報には配慮する。
対応することが多く、困難な状況ではありますが、それをやらねば企業価値を一気に貶めてしまうことになりかねません。
弊社では対応時のアドバイスも行なっておりますので、少しでも不安なことがございましたら気軽にお声がけいただければと存じます。

https://www.siemple.jp/contact/

Tel:03-3275-6646

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