炎上事例/デジタル・クライシス事例

就活生の採用環境が変化。
「SNS世代」のリスクに企業はどう備えるべきか?

就活生の採用環境が変化。「SNS世代」のリスクに企業はどう備えるべきか?

総務省が2018年に報道発表した通信利用動向調査(2017年度)によると、国内の年齢階層別インターネット利用者の割合は、13~59歳の幅広い年代で9割を超えました。中でも、20~29歳の割合は98.7%に達し、他の年齢層をリードしています。

年齢階層別インターネット利用状況(個人)

参照元:統計調査データ:通信利用動向調査:報道発表資料- 総務省
http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/statistics/data/180525_1.pdf

さらに、ネット利用機器を見ると、スマートフォンがパソコンを大きく上回っていることも分かります。携帯性に優れたスマートフォンの普及は、リアルタイムのコミュニケーションというSNSの魅力を引き出す上で最適なデバイスです。

コミュニケーション手段

参照元:統計調査データ:通信利用動向調査:報道発表資料- 総務省
http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/statistics/data/180525_1.pdf

今回の調査でも、ネット利用者全体に占めるSNS利用者の割合は54.7%と、前年から3.7ポイント増えました。ネット利用者の割合と同様、20~29歳は他の年齢層より多い74.4%がSNSを使っています。

20代のネットリテラシーに不安も

まさに「SNS世代」の20代にとって、SNSを駆使した情報発信は、もはや日常生活に欠かせない行動の1つです。
スマートフォンさえあれば、いつでもどこでも簡単に身の回りの出来事などを発信・取得できるのです。

もちろん、こうした自由な環境にはリスクも付きまといます。
SNS上での順法精神やモラルに欠けた投稿が他人の名誉などを傷つけたり、見聞きした人を不快に陥れる可能性が想定出来ない、ネットリテラシー(ネットを正しく使いこなす能力)の不足が招くリスクです。
社会経験が乏しく未成熟な若者たちの投稿がはらむリスクは、上の世代より高いと言えます。

個人ばかりではなく、企業もSNSの投稿によって被害が発生するリスクにさらされています。

企業におけるSNSによる被害で多く見受けられるのは、SNS利用者が消費者として特定の商品・サービスについてネガティブ情報を発信する、あるいはアルバイト店員らが企業の商品やサービスを使って撮影した不適切動画などを公開するといった行為です。

SNSが普及した現在、多くの若者にとって人生のターニングポイントである「就職」に関する投稿も、たびたび問題となっています。
就職活動中の感想、会社説明会や面接試験などの内容、企業の人事担当者、他学生を揶揄するような投稿が物議を醸した例もあります。

SNSに「はっちゃけたい」と投稿した仮採用中の社員を「公開説教」

2019年3月、中部地方にあるK競馬場の仮採用中の社員が、Twitterの個人アカウント上にある記述を投稿しました。内容は「来月からK競馬場(Twitter上では実名を記載)職員になるので、皆様よろしくお願い致します」「運よく引っ掛かりましたので、色々とチャレンジしてみたいと思います!」といったものでした。
さらに、「半年は仮採用なので下手なことは出来ないんですが、本採用になったら、はっちゃけたいと思ってます」「予想家の皆様の復興と繁栄を一番にやりたいのですが、あまり大きな声では言えないので、こそこそ頑張ります」という投稿もされました。

これに対し、競馬場を運営する地方競馬組合はSNSの公式アカウントで反応します。
研修担当者名で、投稿主の考え方をただしたのです。
それは「あなたは私の研修で何を聞いていましたか?ツイッターの個人アカウントで公営競技に携わる公務員であることを世界に発信するリスクを、どのように考えているのですか?」といった内容でした。

さらに、「運よく引っ掛かりました」との投稿に対しては「当方は、あなたを『引っ掛けた』つもりはありません」と不適切な言葉遣いであることを指摘、「はっちゃけたい」という表現についても「半年後に『はっちゃけ』の予告をされると、当方には警戒しかありません」という投稿を行いました。

ネット上では、SNSという公開の場で仮採用中の社員をとがめたことへの批判も寄せられましたが、浮ついた雰囲気が伝わる投稿について「あまりにも軽率だ」と責める声も少なくありませんでした。

そもそも「はっちゃけたい」などという投稿が存在しなければ、採用した側も「公開説教」のようなメッセージを発信する必要はなく、批判されることもなかったのです。

確かなのは、SNS上という関係者以外が見る事のできる場での一連のやり取りは、K競馬場にとってデメリットが大きかったということです。
信用毀損を最小化するための手段として、新たな軽率発言が投稿されるなどして事態の収拾がつかなくなる前に、例え公開の場であっても本人にくぎを刺しておかざるを得なかったのでしょうが、K競馬場はブランドイメージ低下や売上機会の損失等により少なからぬ被害を受けたのではないでしょうか。

危険なSNS投稿をチェック

採用内定学生の周囲への影響などを顧みないリスキーな投稿は、企業にとってブランドイメージ低下や売上機会の損失、さらには将来的な採用活動への支障を招きます。
さらに気を付けなければならないのは、これらを回復させるまでには長い時間と膨大なコストの負担を強いられるという事実です。

企業からすると思いもよらない行動や、危険な発言をしてしまいそうな内定者をゼロにするのは難しいでしょう。従って、内定者のSNS投稿をチェックし、ピックアップしておくこと。これこそが、コストの損失を含めたリスク回避のために企業が備えるべき対策です。
SNSを通して自社にダメージを与えかねないリスクをはらんでいるのは、すでに雇用している従業員ばかりではないのです。

将来的なリスクも予測

シエンプレのSNSリファレンスチェックサービスは、採用候補者のSNSやネットにおける個人名の検索結果などを巡回リサーチし、過去の危険な投稿から将来的なリスクの発生を予測する仕組みです。
SNSの利用状況を把握することで、入社後の問題投稿による「炎上」や機密情報漏洩のリスクを調査します。
ご興味のある方は弊社にお問い合わせください。

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